書評60回目 kkその12【天城ブリリアントパーク】賀東招二

挿絵があると、物語を頭の中で想像しやすくなるけれども、電車の中ではちょっと読みにくい。そんなライトノベルの中でも、最近読んだのがこちらです。
地元の寂れたテーマパーク、実はそのテーマパークで働くキャストはファンタジーの世界からやってきており、人々の喜びを生命力としているが、なかなか集客できず、テーマパークの客足は遠のくばかり。
そんなある日、完璧超人だが、正確に大きな難がある少年に白羽の矢が当たり、少年とファンタジー世界の住人たちとでパークは息を吹き返していく。
以上がざっとしたあらすじになります。
これだけをきくと、トントン拍子にテーマパークが蘇っていくように思いますが、そうは問屋がおろさないのが、このライトノベルの面白いところなんです。
やっぱりテーマパーク再建には費用もいるし、立地や交通機関、働くキャストの姿勢など、妙にリアルに、現実的な視点で物語が進んでいきます。
不思議な力でパッと復活するのではなく、現実世界で、どのようにパーク運営を行っていくか、その過程でちょっと不思議な力が使えちゃうだけの、意外とシビアなお話なのです。
ライトノベルらしく、胸が大きな女の子や、天真爛漫な女の子、素直になれない女の子、様々おりますので、気になった方はぜひ!!

Book reviewer友の会

好きな本を月~金の平日、曜日担当メンバーが書評または、感想を上げます。 金曜だけは、月一メンバーが担当するんで、変則的!! 担当メンバー さのすけ MRX KK ado ぬい うさちゃん

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