書評45回目 ado-その13《平等ゲーム》桂望実

・あらすじ(本より引用)
「一六〇〇人、全員平等」の島がある。仕事は四年ごとの抽選で決まり、住居は家賃も光熱費もタダ。究極のユートピアだった。島生まれの芦田耕太郎は、そこが夢の社会であると信じて疑わない。だが、島民が欲を満たすために金のやり取りをしていると知った彼が動き始めた時、理念の裏側に渦巻く小狡い人間の性が露呈するー。圧巻の傑作長編小説。

読書会で紹介を聞き、面白そうだったので購入。
結果、面白かったです。そして興味深かった。
仕事は4年で変わる。家賃も光熱費もタダ。正直いいなーと思いながら最初は読んでいたけど、それはいいことのようで、つまらないのかもと思った。
ずっと続けていくなら、もっとできるようになろうと思うけど、4年目になった時、もう少しで終わる時モチベーションを保っていられるのか。頑張っても他の頑張ってない人と同じ評価で耐えられるのか。などなど疑問を持ったり。
普通の小説はそうなんだーと受け入れながら読んでいる感じですが、これはそれでほんとにいいの?と考えながら読めて楽しかったです。

Book reviewer友の会

好きな本を月~金の平日、曜日担当メンバーが書評または、感想を上げます。 金曜だけは、月一メンバーが担当するんで、変則的!! 担当メンバー さのすけ MRX KK ado ぬい うさちゃん

0コメント

  • 1000 / 1000