書評13回目 MRX その2 『雷桜』
歴史に精通する女性を『歴女』と言いますが、歴女といえば芸能人の杏さんですよね。
今日は杏さんがおすすめしていた本からのご紹介です。
正直私は書き方が古臭く人物名が複雑であるという偏見から、歴史小説が苦手でした。
最初の30ページは3回くらい読んで、やっと次に進めたのですが、これがわたしの偏見をくつがえすほどの壮大さ!映画にはなっていますが、大河ドラマにすればよりいいものになるんじゃないかなーなんて考えています。
今の日本では考えられない、身分に見合った相手と恋愛しなければならない風潮。だからこそ身分違いの人を好きになったときに、かなわない恋だからこそ相手をより深く愛せるのかなあなんて思ったりしました。
昔はそうだっただけに想像して切なくなりました。
そして偶然にも北海道出身の作家さん!
運命を少しだけ感じてしまいました。
この作品がきっかけで歴史小説にハマりそうです。
心に残る小説です。ぜひこの桜の季節に読んでみてはいかがでしょうか。
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