書評32回目 さのすけーその10 【ジェノサイド】高野和明
たまには個人的に最高評価★★★★★を出した作品でもレビューしようかなと。
というわけで、今回はこちら!!
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2012年盤の「このミステリーが凄い」一位
週刊文春ミステリーベスト10 一位
日経おとなのOFF2011上半期ミステリベスト10 一位
と言う感じで一位を総ナメにした作品です!!
著者の高野和明さんと言えば、
私が今までに読んだ、江戸川乱歩大賞作品の中で、三本の指に入る「十三階段」
むしろ、今迄に読んで来た小説の中でも十本の指に入る、「十三階段」の作者です。
いやもう「十三階段」について書きたいくらい「十三階段」好きです。
これ以上はあれなんで、置いておくとして
今回の ジェノサイド は一言で表せない!!
ミステリーとも言えないし、SFとも言えないし、どうしよう?困った困った
まず、主人公が「主に」二人います
片や日本在住の日本人、片やアフリカにいるアメリカ人
日本での出来事と、アフリカでの出来事を主軸にして物語が展開して行きます。
一言で表せない理由がここに凝縮されてまして、
日本で起きている事件は言うなら「サスペンス」
アフリカで起きている事件は言うなら「アクション」
何です。
日本編は映画で言う、「逃亡者」、「ゴールデンスランバー」ですかね
アフリカ編はゲームで言う、「メタルギアソリッド」もしくは、
洋ゲーのFPSゲーム的なノリです
敵国に少数の兵で乗り込んで、用心を救出する様な話を思い描いて頂ければ
分かり易いかなと
内容についてはなるべく言及したく無いのです、(ネタバレネタバレ)
が、とてつもなく壮大なお話です
「この一冊でまとまるのか?」と思うくらい壮大です
しかし、それが絶妙な伏線を交えてまとまって行く様は圧巻の一言
これを書くに辺り、高野さんが相当下調べをして臨んだのだろうと
思うというより、分かります。
「十三階段」書いた作者が、こんなのも書けるのかと、「仰天」
読み終わって、「感嘆」
途中に熱い思いが込み上げて、「落涙」
拍手、拍手、拍手喝采の物語
是非お手に取ってみて下さい
映画化希望だけど、無理だろうな~
続き書いて欲しいけど、あの終わり方がベストだろうな~
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