書評54回目 MRX その7 『ことり』小川洋子

妹から本を勧められた。小川洋子さんのことりという作品だ。小川洋子さんの作品は三作目であるが、少なくとも私が読んできた作品はどこか哀愁がただよい、社会の片隅でひっそりと暮らす方々が主人公となっている。
本作もやはりそうであった。
この作品の兄弟は、はたからみたら何の変哲もない平凡な人生かもしれないが、そこには悩んだり淡い恋心を抱いたり小鳥を愛したり、兄弟の強い絆があったり、彼らなりの素敵な人生があったのだ。
今回も小川洋子さんのあたたかな眼差しを紙を通じて体感したそんな作品だった。

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この度は、長らく不在で大変失礼致しました。またよろしくお願いいたします。

MRX

Book reviewer友の会

好きな本を月~金の平日、曜日担当メンバーが書評または、感想を上げます。 金曜だけは、月一メンバーが担当するんで、変則的!! 担当メンバー さのすけ MRX KK ado ぬい うさちゃん

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